階段避難車を体験しました!

今、社会福祉士の仕事で某警察署の方に防災についてのお話をして頂く機会を設けるべく準備をすすめています。そのため、各種防災関連や防災関連商品の情報を集めているのですが、先日お伺いした㈱東京商工さんでは【バリアフリー防災】という考えを提唱されていらっしゃいました。

一通りお話をお伺いした後、私からのリクエストで【階段避難車】の体験をさせて頂きました。地震などの発災時でエレベーターが使えない状況になった時に人を乗せて階段を下りることができます。1人で操作できるというのが最大の利点のようです。

しかし、、
写真のように前向きで下りるとは思ってもいませんでした! 階段を2段ほど下りると機器も安定し、意外と安心感がありました。が、こればかりは操作して下さる方を信じるしかありませんね。

操作にはコツもいるようですし、それなりに重量があるのですが、高齢化率が高くエレベーターがない団地の管理組合などでも導入するとよいのでは!?と思いました。


上の写真のような小回りをしなければいけない場所での使い勝手が難しいようでした。これは機器の問題というよりは、むしろ階段の設計の問題ですね。避難やバリアフリーの観点で安全で昇降しやすい階段を設計しないといけません。

また、座位が可能ということが使う上での条件ではないかとも思いました。気絶している方を乗せるためにも固定ベルトがあるとのご説明もありましたが、気絶している人はそもそも座位がきちんととれるのか・・??


海外製のものが多いようですが、より使いやすいものが出てくるとよいですね。 ちなみに、所属している社会福祉法人の方に写真をお見せしましたが、当然ご存じでいらっしゃって、特別養護老人ホームなどの施設ではケアスタッフ向けに操作訓練の機会を設けているとのことでした。さすが、危機管理はしっかりしています。