先日のこと。
ノルウェーのドキュメンタリー映画『SONG OF EARTH』を観ました。
とても豊かな映画でした。
ノルウェー西部の山岳地帯オルデダーレンに暮らす高齢の夫婦。
氷河、大地、断崖、谷、山、岩、石、砂、空、太陽、雲、月、星、虹、オーロラ、空気、滝、川、湖、水、氷、雪、雨、風、木、葉、草、花、実、苔、虫、鳥、動物、人、そしてそれらが生きている音。
圧倒的な自然と先祖代々受け継がれてきた土地、家、牧場。
過酷なフィヨルドに住みながらも、暮らしに満足している夫婦。夫婦と監督である娘の語りは静謐。
人生の最期に幸せだったと言えるようになりたいと思える映画。
夫婦の言葉は我々の地球との向き合い方への警告でもある。