5/17~8/1 【人にやさしいプロダクト展】第4弾@東邦大学いえラボ 『器の力で よりおいしく・楽しい食事を』ご案内

【人にやさしいプロダクト展】@東邦大学いえラボさん 第4弾が始まりました♪
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テーマ:『器の力で よりおいしく・楽しい食事を』 *写真の左端
期間:2019.5.17(金)~8.1(木)
場所:東邦大学 いえラボさん
            (大田区西嶺町11−25グランデュール西嶺103号室)
   ※開室日時は下記HPをご確認下さい
    https://www.toho-u.ac.jp/nurs/ielab/plan/2018601.html

いえラボさん、昨年度までの文部科学省のプロジェクト終了後も存続が決まったそうです。看護学部や医学部の学生さんたち、看護・介護のプロの方々の地域での学び舎になっています。

今回は、 暮らしの器 花田さんのMOASシリーズのうち、カレー皿を展示しています。片手でも最後の一口まですくいやすいように、スプーンの先を沿わせやすくするための溝がついています。片麻痺のあるおばあ様の、「きれいに食べ終えたい」という声を受けてつくられたそうです。
私たちは食事の最後をきれいに食べ終えることをマナーとして身につけています。おばあ様にとっては、きれいに食べ終えることも、おいしく・楽しい食事をするためには欠かせないことでした。そんなおばあ様の思いに寄り沿った、やさしさが詰まっているお皿です。

実は、私が誕生のストーリーも含めて一目ぼれした器で、【人にやさしいプロダクト展】をはじめるきっかけにもなった一品なんです。
作家さんは安達和治さん。まだお目にかかったことがないのですが、いつかアトリエにお伺いしてみたいです。
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↑通常のお皿。最後の一口が片手でうまくすくえません
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↑MOASのカレー皿。最後の一口が片手ですくいやすいです

美濃の土を使っているそうで、一品一品、丁寧に手づくりされています。色はルリ色、黄アメ、茶アメの3色。釉薬のかかり具合や焼き具合によって色味が微妙に違うのもまた魅力です。

ちなみに、ルリ色は白いごはんがよく見えます。特別養護老人ホームなどでは、お年寄りの食欲減がお皿の色からきていた
(ごはんが見えていなかった)という報告もあるそうです。食器の色を工夫することで、食べる意欲をアップさせることもできます。
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↑白いお皿に白いごはんはよく見えません
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↑ルリ色のお皿は白いごはんがよく見えます

先日はタイのチェンマイ大学の先生方が実際に手にとられたそうで、日本のものづくりのきめ細かさに関心されていたそうです♪

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