2023 国際福祉機器展報告

少し前になりますが、国際福祉機器展@東京ビックサイトに行ってきました。実に4年ぶりです。今年で50年目だそうです。

目的の一つはシブヤフォントの活動を実際にこの目で見ること。
まっさきにそのブースに行きました。

シブヤフォントは障害当事者の方々が描いた絵やイラストをもとに、デザイン専門学校の学生がデザインパターンを考え、それを商品に反映させる取り組み。
パターンを使いたい個人・企業は使用料を支払うという仕組みになっています。

当日は絵を描いた当事者の方々にもお会いできましたし、作業所のスタッフの方、シブヤフォントの取組みをすすめていらっしゃるデザイナーの方ともじっくりお話ができて、とても楽しい時間でした。

福祉はダサいはもう卒業したい! これからはDEIですね。
Diversity(多様性)、Equity(公平性)、Inclusive(包括性)。

展示の仕方も美しく、まるでマリメッコのショールームのようです。
上の右側の写真、新しくできた渋谷区役所の階数表示のサインで使われたフォントだそうです。

渋谷で成功したこの取り組みを日本中に広げていきたいということで、『ご当地フォント』と名付けていらっしゃいました。その先駆けとして富山県などでの取り組みも展示されていました。

さらには、『脳が脱皮する美術館』というワークショップも展開されているとのこと。
当事者の方の絵を複数人で一緒に見ながら、自由に意見交換をするというもの。企業ではチームビルディングの研修でも取り入れられているそうで、現在ファシリテーターを養成中とのことでした。

私も参加してみたい!