先日、映画『AARTO』を見に行きました。
フィンランドを代表する建築家アルヴァ・アアルト。
その最初の妻アイノ・アアルトとの往復書簡をもとにした映画。

自然の中に生きる人を中心に考え、建築だけでなく、プロダクト、都市計画まで携わったご夫婦です。ちなみに、アルヴァはフィンランドのお札にもなっている方です。

アアルトの展覧会は時々開催されて人気もありますが、アイノがクローズアップされることはあまりないな、、と前々から感じていました。しかし、この映画は妻であり、母であり、建築家であり、デザイナーであり、実業家でもあったアイノのことがよくわかる映画で、待ってました！と声をあげたくなる内容でした。

デザインに身をささげた二人のアアルトの生涯を追体験できるような映画でした。その中でも、アイノはアルヴァの横でひたむきに生き、夫、子供たい、人、自然、デザイン、そして社会と向きあっていたのだなと感じました。

建築作品ではアイノとアルヴァのデザインの線引きは難しいそうなのですが、アイノがいなければあの温かな空間とインテリアは生まれなかったのではないかと思います。

映し出される建築や自然の風景も美しく、よい映画でした。
またフィンランドに行きたくなりました！